2016/6/17 12:13:00

ボーダーコリーに咬み癖はつけさせないように!仔犬のうちからしっかりと!

    1. ボーダーコリーの咬む理由

    ボーダーコリーによくある問題行動とは?

     しつけが入りにくい、入りやすいというのは犬種毎に異なり個体差もあります。
     ボーダーコリーはその賢さもあって、どちらかと言えばしつけが入りやすい犬種なのですが、実際、訓練所に問題行動を改善する為の相談が相次いでおります。
     相談内容は、咬みつき、吠える、飛びつく、引っ張る…など様々なものがありますが、特に多い問題行動は【咬み癖】です。
     
     人を咬む行動は飼い主さんだけでなく、家族や近所の方にも起こしかねない行動であり、もしも身内以外の方を咬んでしまえば、最悪の場合、事件になりかねません。
     
     咬む事を覚えさせない為にも仔犬の内から咬み癖をつかないようにしつけるようにしましょう。

    photo by Mariposa Veterinary Wellness Center in Lenexa,KS

    賢い犬種なのに・・・

     ボーダーコリーといえば、頭が良くて主人に従順な訓練性能の高い犬種として有名です。では、なぜその賢いボーダーコリーが咬むといった問題行動を起こすのでしょうか。
    注目すべきはこの3つです。
     
     ・頭が良い
     ・牧羊犬
     ・しつけ不足
     
     特にこの頭が良いという点ですが、頭が良いという事は更に悪質な問題行動に発展しやすいのです。
     一度人に咬むという事を学習してしまったボーダーコリーの矯正はなかなか困難です。牧羊犬としての悪い面が全面に出てしまっているボーダーコリーは特に矯正が難しく、人に対する攻撃性を抑える事が出来ません。
     
     そうなりますと、プロの訓練士の手にかかってもなかなか難しく、改善するまでに時間がかかります。
     また訓練士が問題行動の矯正を行っても、飼い主さんが結局めちゃくちゃにしてしまう事もあります。
     
     ボーダーコリーは大変洞察力に優れた犬種ですので、飼い主さんが少しでもしつけや態度を緩めてしまうと敏感に感じ取ります。接する時は充分意識するように心がけましょう。

    どうして咬んでしまうの?

     ボーダーコリーが咬むようになるのは基本的に上記3つの点からくるものですが、では具体的に言うとどういう事なのでしょうか。
     
     ・犬が犬らしくいる事が出来ない
     これはすべての問題行動に共通して言える事であり、すべての問題行動の根底にあります。
     行動学的に言うと【行動ニーズ】とも言い、吠える、何かを咬む、空間的自由、充分な運動、社会との触れ合い(刺激)が、犬が犬らしくいる為の行動です。
     これらが満たされないという事は、ボーダーコリーにとって大きなストレスとなるのです。
     
     ・しつけ不足
     これは言わずもがな当たり前の事です。悪い事をしたら叱る、良い事をしたら褒める、という事が出来なかった家庭に多いでしょう。
     単純な事ではありますが、しつけはメリハリよく接する事が大事です。曖昧な態度、例えば「今回はまあいいか」と見逃す事は厳禁です。
     
     ・叱り過ぎ
     しつけ不足の逆のパターンです。時期尚早なしつけはボーダーコリー本来の素質を破壊してしまい、力のある者の言う事しか聞かなくなります。
     また、体罰などでしつけた場合は、人に対しての攻撃性を発揮しやすくなる為、手に負えないほどの問題行動になる恐れがあります。

    2.実際にしつける時

    まずは飼い主さんが教えてあげる事

     咬み癖をつけさせないようにする為には、まず仔犬の内から現在の環境を見直すところから始めましょう。
     上部に記載した事を踏まえた上で、まずは人を咬んではいけないという事を教えなければなりません。
     
     通常、犬は犬同士で遊び、じゃれ合いのもとで咬む事を学びます。その時にお互いで咬む力をコントロールする事を身に着けます。
     しかし、一般家庭にて飼育されているボーダーコリーはその機会がない為、人間である飼い主さんが教えてあげる必要があります。
     
     仔犬の頃はなにも入ってないまっさらな状態です。その状態だからこそしつけのしがいがあり、すぐに教えた事を飲み込んでくれるでしょう。
     

    遊びを通して教えてあげる

     ボーダーコリーは遊んで動き回る事を好みます。ではそのボーダーコリーの特性を生かして教えましょう。
     
     ロープのおもちゃで引っ張りっこをすると一番効果的です。
     引っ張りっこして遊ぶという行動は、物を咬むという欲求も満たされ、運動にもなり、様々な効果を得られます。
     
     遊んでいるうちにボーダーコリーは興奮してうっかり人の手を咬んでしまう恐れがあります。そのタイミングが絶好のチャンスです。
     咬まれた瞬間、痛くてもなるべくキャーキャー声を出さないようにし、低めの声で「あ!」と大きく出しましょう。
     そしてそのままロープはポケットに隠し、部屋から立ち去ります。
     
     このようにボーダーコリーのしたい事、好きな物を取り上げる【与えない罰】は仔犬に非常に有効です。人間社会を理解させ、自分の頭で考え、物事を判断させるようにする事は仔犬のうちにやっておかなければならない事の一つです。
     優秀な家庭犬にする為に重要な事ですのでぜひ実行してみましょう。

    日ごろの接し方からでも学ぶ

     また、日ごろの接し方でもボーダーコリーに【咬む】という事を学ばせる事が出来ます。
     犬にとって咬む行為は、先ほど記載した行動ニーズに当てはまる行為であり、咬む事で色々な物の情報を得ようとします。
     
     その為、頭ごなしに咬む事を抑制する事は逆効果ですので、咬んでもいいもの、咬んではいけないものの区別をつけるようにさせましょう。
     
     咬んでもいいおもちゃ、骨ガムを部屋に用意しておきましょう。おもちゃや骨ガムを噛んだらよく褒めてあげ、スリッパや靴下などを噛みにいこうとしたら、手を叩いたりして噛んでもいいおもちゃの方へ誘導しましょう。
     
     おもちゃや骨ガムなどを噛むと良い事があると思われる事が大事です。こうする事で自然と【噛んでいいもの】を自発的に噛みにいこうとするので、よく褒めてあげます。
     
     おもちゃや骨ガムをどんな物よりも魅力的な物に思わせる事で、そのうちボーダーコリーも人の手に興味を示さなくなってくるでしょう!

    photo by Chris Barnes

お役立ちコンテンツ