2016/6/17 12:12:07

訓練する前に!ボーダーコリーにしつけ訓練を簡単に教えられるコツ♪

    1.しつけをする事、訓練をする事

    人が社会を学ばせる

     ボーダーコリーは全犬種の中でもナンバーワンの知能レベルであり、その為訓練性能が非常に高いとされております。
     服従性も高く、その性格上、飼い主さんが喜ぶ為に指示に従い、常に飼い主さんに新たな作業【訓練】を与えてもらう事を期待しております。
     
     ですが、ここで注目して欲しいのは、しつけと訓練は別物であり、また両方なければ優秀な家庭犬として成り立たないという事です。
     服従訓練(勉強)が出来ていても、しつけ(常識・マナー)がされてなければ優秀ではありません。またその逆もしかりです。
     
     人間社会に馴致させる為には、人間がしつけと訓練を用いて導かなければなりません。

    しつけの必要性

     私達にとって優秀な家庭犬とは、人間社会を理解し、命令していない時でも一つも迷惑をかけないという事です。
     社会を理解させ、自分の考え、判断をさせる事で一人前の家庭犬となります。
     
     しつけの必要性は大きく分けて5つです。
     
    ・愛犬の命を守る為
    ・他人に迷惑をかけない為
    ・飼い主に負担をかけさせない為
    ・人間社会に適応させる為
    ・飼い主との幸せな生活の為
     
     特に最後の項目は重要なものです。
     ざっくりと言ってしまえば、しつけは問題行動を起こさせない為のものです。
     問題行動を起こされるたびに、人が愛犬に対していらだち、愛犬は人に対して怯える。そんな生活は幸せと言えるものではありません。
     
     その為にもしつけは重要であると言えるでしょう。

    2.しつけや訓練をする前に

    仔犬を飼ったらまずすべき事

    ・犬と接触する時間を出来る限り長く・・・人間の愛情と厳格さを覚える
     
    ・健康な身体作り・・・年齢、コンディションに適した栄養のある食事や運動
     
    ・身体のあちこちを自由に扱えるように・・・小さいうちから体の隅々まで触れるように習慣づける事で、飼い主が敵ではないという事を教える
     
    ・おもちゃで遊ぶ・・・明朗性、服従性、持久性、集中性につながる=訓練の重要なポイント

    この中で4は、今後訓練をする上で非常に重要です。
     幼い時から人が一緒に遊んであげる事で、飼い主さんがボーダーコリーにとって魅力的な存在を目指します。
     常に犬から注目されるようにしましょう。

    やがて発展

     ・手や目に注目させる(アイコンタクト)・・・制御と愛撫の使い分け。
     ご褒美を与える時はいきなり与えず、これらを見つめて待つように習慣づける。
     するとボーダーコリーは人の手や目に自然と注目するように→アイコンタクトをする事で許可を得ようとする
     
    ・短い言葉で会話する・・・それぞれの意味に適したアクセントを持つ言葉を決め、無駄な長い言葉を使わないようにする。メリハリのある短い言葉、表情で!
     
    ・時には厳しさも・・・良い事と悪い事の区別をつけさせる為に、賞罰をはっきりとさせる。その為には飼い主さんがタイミングを間違えないよう適格な判断で対応する
     
    ・馴致を充分に・・・様々な環境(場所、音など)に馴れさせる。首にリードをつけるところから、外でいろいろな人と触れ合うまで。誤った馴致方法は犬を臆病にさせるので注意

    photo by Harold Meerveld

    しつけと訓練を始める適格な時期とは

     しつけと訓練は、大体いつ頃から開始させるのが一番良いのでしょうか?
     
     1.生後40日前後
     2.生後3ヵ月
     3.生後6ヵ月
     4.1歳以上
     5.年齢に決まりはなく、ある程度最初は自由にやらせておき、問題行動が出る頃にしつける
     
     正解は2と3ですが、厳密に言えば【生後3ヵ月】でしつけをスタートさせ【生後6ヵ月】で訓練をスタートさせます。
     
     【生後3ヵ月】は、思考力が徐々についてくる時期であり、経験を経て物事を記憶していきます。
     【生後6ヵ月】は、上記に加えて知能、体力が発達してくる為、本格的な訓練を行いやすくなります。
     
     また、時期尚早な訓練はボーダーコリー本来のはつらつとした性質を損なう恐れがある為注意しましょう。

    3.訓練を成功させる為のポイント

    モチベーター

     訓練において必要な道具は、モチベーションを高める為のご褒美【おもちゃ、おやつ】です。訓練を効率よく行う為には、このご褒美を強化して与える事です。
     このご褒美は、ボーダーコリーを人の望む通りの行動に導く為に必要なものであり、何かを教える一番最初の時に使用する事で学習力を高める事が出来ます。
     
     しかし、このご褒美はあくまでも【はじめの一歩】としての手段であり、ボーダーコリーがそのご褒美欲しさに指示に従うような結果にしてはいけません。
     
     × ご褒美が欲しくて飼い主さんの指示に従う。
     〇 飼い主さんの指示に従った結果、ご褒美をもらえる。
     
     もしも前者のまま訓練を行えば、中身のない訓練となってしまいます。ご褒美はボーダーコリーの集中力を高め、また、きっかけを作る必要な道具にすぎません。
     
     飼い主さんは、このご褒美に頼らないよう訓練をするように心がけましょう。

    訓練時間

     一回の訓練に費やす時間は10分~15分程度です。また、一つの訓練内容に固執しないよう、オスワリ、マテ、フセ、ツケをうまく平行して訓練するようにしましょう。同じ事の繰り返しよりも色々な刺激を与える事でボーダーコリーは訓練を楽しく感じるようになります。
     
      この訓練を終了させる際のタイミングも非常に重要です。ボーダーコリーが飽きて集中力がなくなっている状態でいつまでも訓練を行っても何も学習しませんし、訓練自体を嫌いになってしまう可能性があります。
     
     ボーダーコリーがもっと訓練をしたいという期待を持たせた状態のまま訓練を終了させましょう。そうする事で次への訓練に対する意欲が高まります。